高級竹輪（苺味）ver.おまえのものはおれのもの、おれのものはせかいのもの

世界的に急速に人口が増えているイスラム教徒
2030年うには世界人口の約四分の一はイスラム教徒になると予測されています。

経済的に躍進目覚ましい東南アジアのイスラム諸国の富裕層、中間層へターゲットにした市場は大きく、
イスラム圏の人々も日本へ誘致しようと観光庁も動いていて、日本各地（沖縄ももちろん）でも誘致の取組みが始まっています。

しかし、そんな中、沖縄や、、日本へ来ていただく上で障壁になるのが「食べ物」

イスラム教の戒律で、食べ物については厳しい決まりがあって、食については「ハラルフード」というイスラム教のルールで許されたものしか口にする事ができないという決まりがあります。
※「ハラール」と伸ばして表記する事もあります。

イスラム教の法律のイスラム法で食べる事を許された食べ物で、且つ、
イスラム教の作法に沿って処理や提供のされ方をした食べ物の事です。

「ハラル」とはイスラム教において「許された」という意味です。

逆に食べちゃいけないものは「ハラムな食べ物」といいます。
「ハラム」とはイスラム教において「禁止されている」という意味です。

■食べちゃダメなもの（ハラムな食べ物）
・豚、犬
・長く鋭い歯や牙をもつ動物（肉食動物等）
・病原菌を運ぶ動物や毒を持つ動物（ネズミ、ヘビ等）
・嫌悪感をいだかせる動物
・ペット動物
・水陸双方に生活する動物（ワニ、カメ、カエル、カニ等）
・遺伝子組み換え生物
・アルコール飲料類
・上記のものから派生して出来たもの
・イスラム教の作法に沿って屠殺されていない肉
※魚類はOKですが、宗派によっては、エビなどもダメだそうです。

イスラム教徒は、これらの「ハラム」な食べ物を口にするどころか触る事も禁じられてます。

アルコール飲料はそれを使った保存料、調味用みりん、や、料理酒もダメ
エタノールを添加物として使っている醤油も注意しないといけません。
アルコール消毒さえダメな宗派もあります。




牛肉はOKですが、肉の処理については細かい作法があって、処理方法を守らないと「ハラル」ではなく「ハラム」になっちゃいます。


屠畜の仕方
必ずイスラム教徒が殺したもので無ければならず、鋭利なナイフで「アッラーの御名によって。アッラーは最も偉大なり」と唱えながら喉のあたりを横に切断しなければならない。
※家畜動物にストレスを与えるような屠殺方法は禁止されています。

解体処理
家畜の頭をキブラの方向(メッカ）に向けて完全に血液が抜けて死んでから行います。血を食することは禁忌であるため完全に血を抜かなければならない。

輸送や保管
保管場所や輸送する乗り物に豚が一緒になってはいけません。
冷蔵庫からトラックまで全て別にする必要があります。

本来「ハラルフード」であっても、途中で、食べる事を禁じられているもの「ハラル」に触れたり、同じ場所に補完したら食べちゃダメな「ハラム」になってしまいます。

特に豚は不浄なものとして徹底的に嫌われてます。
以前に豚肉を調理した鍋や、盛り付けた事があるお皿で、イスラム教徒に食事を提供する事もタブーです。

又、豚肉由来のゼラチンや、ラードなんかもダメです。

沖縄の食堂でイスラム教徒にハラルな料理を出そうと思ったら、調理器具や食器を全部入替しないといけませんね。

しかし、イスラム教徒もいちいち、自分の食べるものに何が使われているか、どうやって処理されてるか心配してると大変な事になるので、そんな事考えずに安心してイスラム教徒が口に出来るのが「ハラル認証」された食べ物です。

「ハラル認証とは」に続く、、

参考資料：
「アセアン　ムスリム　観光客受け入れの為に」
http://www2.asean.or.jp/muslim/download/pdf/muslim.pdf